2018/05/12
その季節がやってきました。
あまりいいお話ではありませんが、大切な季節がやってきました。その季節とは、シロアリの季節です。今まさにヤマトシロアリのハネアリの活動が盛んになっています。突然発生するハネアリに悩み、発見しても費用がかかるなどもあり、何もせず見過ごしてはいませんか?それも毎年出ていませんか?取り敢えずホームセンターで薬剤を買ってきて患部にふりかけていませんか?場当たり的な対応でかえってシロアリ被害が拡大することもあります。同じシロアリでも種類によって適正な措置が必要なのです。東海地方にでメジャーなのが大きく分けて「ヤマトシロアリ」、「イエシロアリ」ですが、それぞれの特徴を見ていきましょう。
ヤマトシロアリ
【特性1】
- 固定巣を作らない。
- 複数の副女王が待機。
- 少数職蟻で巣の中を再構築する。
対応策 先ずはシロアリ駆除を行うことが大切ですが、駆除後も定期的な点検によって再被害がないかをチェックする。
【特性2】夏の暑い時期は涼しいところへ移動する。
-対応策-再侵入の防止処理が必要で、被害が発生した場所の駆除処理だけでなく、建物全体にシロアリが侵入しないよう予防施工も必要です。
【特性3】巣が成長して、近くに地面から侵入しやすい場所がある場合、比較的に乾燥した場所でも生息可能。
-対応策-昔と違い、近年では水回りに比べ水気の少ない玄関などの被害も増加していますので、局部的に薬剤を撒くのではなく、全体に撒くことが大切です。
~ポイント~
シロアリの進行を止めるには状況にあった処理が必要です。ヤマトシロアリは警戒心が強く、振動、乾燥に対して敏感です。発見した時にいい加減な対応をしてしまうと、他への影響も考えられますので、対応策が”カギ”となります。
❶刺激を与えない。❷虫を取っておく(保存)。❸保存した虫を専門業者に見せ相談する。
専門業者もいろいろあり、価格もまちまちですのが、価格だけで判断するのはやめましょう。業者さんにしっかり話を聞いて納得した上でお願いすることをお勧めしますが、営業上手な業者さんもたくさんいますので、あれもこれも勧めてくる業者さんは要注意といったところでしょうか。